If I had six hours to chop down a tree, I’d spend the first four hours sharpening the axe.

~もし、木を切り倒すのに6時間与えられたら、私は最初の4時間を斧を研ぐのに費やすだろう~

A Iとバイオテクノロジーが支配する世界を生き抜く教えが仏教

ユヴァル・ノア・ハラリの3冊の本の

内容がまとめられていた。

 

概要を知るだけで、

仏教の凄さが知らされるのでメモをしておこう。

 

『サピエンス全史――文明の構造と人類の幸福』

(過去)
人類は、虚構(ウソ)を信じて反映してきた

 

宗教・思想・国境・金
すべて人類が生み出した虚構

 

それを真実と思いこむことによって
人類は反映してきた。

 

その一方で虚構を信じるが故に、
ぶつかり合い、戦争が起きている

 

『ホモ・デウス――テクノロジーとサピエンスの未来』

(未来)
未来は、科学の発達により、
神の存在は、否定される。

 

データこそが神となる。
アルゴリズムに支配される。

人類は2つに分けられる。

 

アルゴリズムを利用して、既得権益
獲得する人=ホモ・デウス

と、

操作される、支配される人(多くの人)

となる。

 

やがてバイオテクノロジー、AIの

発達で、人類は、効率的・効果的な判断が、

自分の意思なく、決定される時代が来る。

 

その中で、現在何をすべきか

『21 Lessons  21世紀の人類のための21の思考』

 

①物語を生きるな

 

意思決定が、自動化される世界では、

より生きる意味は何か?

何のために生きるのか?が問題にされる。

 

その時、自分の存在意義となる物語を必要と

する傾向は今よりも強くなる。

 

今でも「ストーリーを語れる人が良い」とか

商品を売る時も「ストーリーが大事」と

言われたりするのも、

 

自分の物語を必要とする=存在意義を必要とするから。

 

一方で、物語を売り物にして

利用しようとするものもあらわれていく。

フェイクニュースの増加も同じ理由から。

 

物語も、人が生み出した虚構に過ぎないことを

自覚し、まわりに振り回されてはいけない。

 

②自分を観察する

 

自分の意思決定がすべて、データやアルゴリズム

支配される世界。

 

今でも、どこに旅行に行くか、

何を食べるか、誰と結婚するか、

その判断基準が、データ化されてきている。

 

やがて、マイクロチップがすべての人に

埋め込まれ、自動化されていく中で、

機械よりも自分自身を分かっておく必要がある。

AIよりも、人間を知らなければならない。

心と体がハッキングされる中で、

本当の自分を見つめることが大事。

 

その結論が瞑想。呼吸を見つめよ。

刹那に変化する自己の心を見つめ、

固定不変な我が無いことを知れ。

 

つまり結論は、仏教に答えを求めている。

無我であり、さとりの境地と

一般にとらえられていること。

 

ハラリ氏は、1日、2時間の瞑想により、

自己を見つめていると主張。

ジョブズも、ビルゲイツも、

ザッカーバーグも、イチロー

瞑想をしている。

だから瞑想が良いという結論。

 

瞑想し続けないと、散乱粗動し

一時として休まる間のない、

刹那に悪業を重ねているすべての人間の姿を

明らかにし、

 

そんなものをそのまま救う弥陀の本願が

厳存することを誰も知らないでいる。

 

水上の月は、どんなに風が吹き、浪打ち、

激流に怒涛逆巻くことがあれども、

壊れることはない。

 

形あるものは壊れるが、

形の無いものは壊れない。

 

一切が変わり続ける諸行無常の世界で、

唯一変わらない金剛心があることを

親鸞聖人は明らかにされていることを

一人でも多く、伝えねばと改めて決意。

 

願力無窮にましませば
罪業深重もおもからず
仏智無辺にましませば
散乱放逸もすてられず
親鸞聖人『正像末和讃』)
 
どんなに罪が重くとも
いかに乱れた心でも
限りなき弥陀の願力は
見捨てず必ず救い摂る

 (参考)


【18分で解説】21Lessons |あのハラリが語る"今"とは?