If I had six hours to chop down a tree, I’d spend the first four hours sharpening the axe.

~もし、木を切り倒すのに6時間与えられたら、私は最初の4時間を斧を研ぐのに費やすだろう~

こんなに恵まれているのに…

日本は

世界で水道水が飲める13か国の1つです。

ほとんどの国の水道水が

安全に飲むことができないのにも関わらず、

水を購入してまでも

飲んでいる恵まれている国です。

また、世界では食べ物に飢えている人も

たくさんいます。

しかし、私たち日本では

とても多くの食料を無駄にしています。

このことは、改めて考え直さなければ

いけない事実です。

ですから、

そのくらい日本は恵まれている国

と言うことなのです。

完璧なインフラで不便さを

感じることがないことも

命を脅かされるようなことに

遭遇する可能性が極めて低いことも

電車やバスが時間をしっかり守ることも

食いっぱぐれることがないことも

健康保険制度が整っていることも

店員の接客が良いことも

しっかりと教育を受けれることも

落とし物が高確率で戻ってくることも

夜に女性1人で出歩けることも

衛生面がしっかりしてることも

街が清潔なことも

水道の水が飲めることも

言論の自由が保証されていることも

どれも世界的に見たら

当たり前のようで

決して当たり前ではありません。

それなら、日本人の幸福度ランキングは

トップであろうと思いがちですが、

昨年の国連世界幸福度ランキングに

日本は、メキシコやブラジルよりもはるかに低い

58位にあげられていることに驚きます。

敗戦後の日本は焼け野原から立ち上がり、

勤勉、努力、粘り強さ、希望と向上心を

モットーにして、

世界経済国トップスリーまで上り詰めました。

希望をもって、努力すれば向上し、

幸福になれると信じて一生懸命働いてきましたが、

生きてきて本当によかったと満足している人が

一体どれだけあるでしょうか。

徳川家康は、「人の一生は、重荷背負って、

遠き道を行くがごとし」と晩年に言っております。

確かに日本は、平均寿命が大幅に伸びてはおりますが、

健康寿命は伸びておらず、

先進国において認知症患者の割合が最も多いのが日本で

あるといわれるようになりました。

そして、年間2万人を超える自殺の多くは、

病気の苦しみが原因であるとも言われています。

お釈迦様は2600年前、

「人生は苦なり」と説いておられ、

1300年昔、中国の善導大師は、

「四方八方ながむれども、ただ愁嘆の声のみぞ聞く」と

仰っています。

幸せを求めてみんな生きているはずなのに、

なぜ幸福になれず、苦しみ悩みの

嘆きが聞こえてくるのでしょうか。